トロッコ列車シェルパくんに乗ったの巻

トロッコ列車シェルパくんは、碓氷峠鉄道文化むらの園内、ぶんかむら駅から旧信越本線の線路を通り、とうげのゆ駅に至る観光列車です。3-11月の土日祝日(8月は平日も)に運行されています。
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山陰本線の旧線を走行する、京都の嵯峨野観光鉄道に近いものといえます。が、同じ廃線利用の観光列車でありながら、ちょっとこちらは文化的な香りがいたします。旧信越本線の線路や信号機、架線設備等が、そのまま産業遺構として手を加えられずに残されています。電源に架線は使用されていませんが、車窓から見る、まんまの風景には、かつて特急あさま号に乗って峠を越えた懐かしさがこみ上げてまいります。
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それではトロッコ列車シェルパくん出発です。
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シェルパくんの走るルートは、正確には旧信越本線の下り線ということになります。上り線側はアプトの道という遊歩道になっており、多くのハイカーたちで賑わっておりました。(アプトの道についてはトレッキングの別記事で紹介させていただきます)
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進行方向左手には、碓氷峠を越える列車を押し上げたEF63型機関車をはじめ、碓氷峠鉄道文化むらの展示車両が見られます。
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まもなく直線コースに入ると、こんな感じで進んでいきます。
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左手に妙義のぎざぎざを見ながら、上信越自動車道を潜ります。
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右手に旧丸山変電所。まるやま駅が設置されていますが、現在(2013.5月)、ここでの乗降はできません。
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この先、勾配がきつい線路を見ることができます。
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車内では、スタッフからの説明が肉声で行われますが、ここでごく簡単に峠の越え方について記しておきます。旧信越本線の横川ー軽井沢間は当初アプト式という、歯車の力を借りて線路を登坂する方式が取られました。昭和38年に粘着運転といい、歯車の力を借りずに、普通の線路だけで登坂する方式に変わりました。当然坂がきつすぎて、特急電車であろうとも、自力で登り下りすることはできず、電車の前後に複数の補助機関車を連結して、押し上げと下りのスピード抑制をしました。当初は気動車であろうと、電車であろうと、自前の動力を持ち合わせていても、動力が使えず、客車(モノ)として機関車の力だけに頼りこの区間を行き来しました。その後協調運転といい、自前の動力と補助機関車の力を連携して、いわゆる2人三脚のようなやりかたで登坂ができる電車が登場します。ここからはちょっと難しいお話になるかもしれませんが、電車の型式で”489系”や”189系”などの最後に9が来る型式の車両は、横川ー軽井沢間を機関車と2人三脚できた車両です。今でも団体列車や臨時列車で、9の車両を見かけることがありますので、興味を持たれた方は、ぜひ目を皿にして探してみてください。
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さて、シェルパくんのほうは、旧信越本線から別れ、終点のとうげのゆ駅に入っていきます。
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15分ほどのトロッコ列車の旅でした。昔の横軽の想い出は甦りましたでしょうか?
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ここから先の旧信越本線ルートは立ち入ることができませんが、まんまで残されています。
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いまにも機関車に引きつ押されてして”9”の電車がやってきそうな、まんまの線路に、そこあぶないよ、と声をかけてしまいそうな衝動にかられました。
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シェルパくんに乗るには、あわせて碓氷峠鉄道文化むらの入場料が必要となります。

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